Summer Workshop
2015.08.17–08.19
Intro
Rhizomatiks Researchが、
2015年夏、高校生限定のサマーワークショップを開催します。
テーマは「パフォーマンス作品の制作」
Rhizomatiks Researchの機材や開発環境を用いてパフォーマンス作品をグループで制作します。
ひとつのパフォーマンス作品の制作過程を体験することでライブパフォーマンスやコンサートをより深く楽しむことができ、数学や物理などがどのように役立つかを体験することができます。
真鍋大度、石橋素をはじめとしたRhizomatiks Researchのメンバーや、演出振付家MIKIKOがテクノロジーを用いたパフォーマンス作品制作をガチで教えます。
Rhizomatiks Researchとは
人とテクノロジーの関係について研究し、アーティスト、研究者、デザイナー、ダンサー、振付家、音楽家、エンジニアなど様々なクリエーターとのコラボレーションワークを通じて、世の中にアート、エンターテイメントプロジェクトを発表していく組織です。
Curriculum
// Day 1
解析
人の動きを解析しよう。モーションキャプチャカメラや3D Scanカメラを使って人の動きを解析します。顔認識とはどのようなことをやっているか、人の動きを解析するためにどのようなシステムが使われているのかなど、実際にRhizomatiks Researchが使用しているソフトや装置を使って体験しながら学習します。
制御
パソコンから色々なものを動かしてみよう。音楽、映像、照明、レーザー、ドローン、ロボットアームや衣装など実際のライブで使われている機材の仕組みやコントロールの方法を学びます。プロジェクターやレーザーはどのような仕組みで絵を描いているのか、ドローンや照明を自動で動かすためにはどういった仕組みが必要なのか様々な装置を実際に制御して考えてみましょう。機械が自動でやったほうがいいこと、人間が手動でやった方が良いことはどういったことかも考えます。
まとめ
1日目のトレーニング、学習を通じて、グループワークのときに自分がやりたいパートを見つけてもらいます。
// Day 2
演出
基本的な演出の手法を実際の事例をもとに学びます。そもそも演出とはどういう作業をすることなの?なぜ演出が必要なの?プロでも実はあまり知らないその秘密を教えます。
インタラクション
踊りに合わせて映像が動く、ドローンがダンサーを追従する、ロボットアームが持つレーザーを歌で制御するなどツールを使って制御技術と解析技術を組み合わせたインタラクティブなシーンを作ってみます。
// Day 3
制作
グループに分かれて作品を制作します。作品制作に必要なツールは全てRhizomatiks Researchが用意するのでプログラミングの知識は必要ありません。アイディアを次々に形にして作品を作って発表しましょう。
グループワーク
グループ内で、演出、映像、照明、ハードウェア、リアルタイム系等、パートごとに分業になりますが、グループでひとつのパフォーマンスを作り上げます。
発表
プログラミングの知識がある人にはRhizomatiks Researchがサポートをしながら実際に開発をしてもらいます。
使える機材等
LEDライト/LEDスポットライト/neoPixel LED/レーザー/ステッピングモータ/ロボットアーム/ドローン/プロジェクタ/ピコプロジェクタ/液晶モニタ
プロジェクタ + 全天球レンズ
kinect v2/曲げセンサ/距離センサ/TOF距離センサ/感圧センサ/加速度センサ
ジャイロセンサ/モーションキャプチャシステム (カメラ20台)/
ハイスピードカメラ/サーモカメラ/SDR(software defined radio)受信機 (電磁波センサ)
Go Pro 20台/LadyBug3(全方位カメラ)
Teachers
登本悠介(Rhizomatiks Research)ソフトウェアエンジニア
1982年東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科 物理学及応用物理学専攻修了。大手医療機器メーカーのR&Dエンジニアを経て、ライゾマティクスに入社。
主なプロジェクト
『Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 supported by チョコラ BB』(3Dスキャンシステムプログラミング)『traders』 (システムプログラミング)『センシング・ストリームズ 不可視、不可聴』 (センサシステム・映像プログラミング)『Nike RISE ”House of Mamba”』 (トラッキングシステムプログラミング)『JINS MEME “MIND UNIVERSE”』(プログラミング)『野村萬斎 “敦―山月記・名人伝―”』(映像プログラミング)『ライゾマティクス グラフィックデザインの死角』 (データ解析)
花井裕也(Rhizomatiks Research)ソフトウェアエンジニア
1986年愛知県生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科 総合デザイン工学専攻修了。ソニー株式会社のR&Dエンジニアを経て、ライゾマティクスに入社。
主なプロジェクト
『Perfume Live “STORY (SXSW-MIX)” from SXSW 2015』(カメラシステム開発/プログラミング)
『NHK Special NEXT WORLD OP Live』 (カメラシステム開発/プログラミング)
『SAYONARA 国立 “Reviving Legends”』 (システムプログラミング)
『SAYONARA 国立 “Future Ticket”』 (システム/映像プログラミング)
『Nosaj Thing Live at TAICOCLUB'15』(システム/映像プログラミング)
『Fencing Visualized (フェンシングフルーレ太田雄貴杯)』(システム/映像プログラミング)
『YouTube Space Tokyo presents “Spooky House”』 (カメラシステム開発/プログラミング)
MIKIKO (ELEVENPLAY)演出振付家
多種多様なダンスの経験を元に、ダンサー・振付師として注目される。 2年間のNYでの活動後、Perfumeの振付・ライブ演出をはじめ、様々なPV・CM・舞台などの振付を行う。 またダンスカンパニー「ELEVENPLAY」を主宰し、選りすぐりのメンバーとともに独創的なMIKIKOワールドを作り上げている。 最近では振付を手がけるPerfumeやBABYMETALがワールドツアーを成功させる中、ELEVENPLAYも「Sonar Festival 2014」「セルバンティーノ国際芸術祭」「MUTEK MEXICO 2014」 等に出演するなど、活動の場を世界に広げている。 空間を色づけ、まるで音が見えてくるような振付は、歌詞の世界観を視覚で広げ、踊り手の魅力を最大限に引き出す。『五感に響く作品作り』がモットー。
主なプロジェクト
『Perfume Live “STORY (SXSW-MIX)” from SXSW 2015』(演出/振付/映像ディレクション)
『カンヌ国際広告祭 Perfume』(演出/振付/映像ディレクション)
『第65回NHK紅白歌合戦 Perfume』(演出/振付/ドローンフライトパスデザイン)
『elevenplay x rhizomatiks research "shadow"』 (演出/振付/ドローンフライトパスデザイン)
Entry※応募期間は終了しました!たくさんのご応募ありがとうございました。
開催日程
2015年8月17日(月)、18日(火)、19日(水)
(各日とも、10:00 - 19:00頃までを予定していますが、進行状況をみて変更する可能性があります)
開催場所
Rhizomatiks Research スタジオ
東京都渋谷区東2-27-7 恵比寿東ハイツ第2 1階(Google Map)
料金
3000円(税込み)
募集人員
10名
応募資格
15歳以上18歳以下
(1997年4月1日生まれから2000年4月2日生まれの方)
応募期間
2015年7月20日 24:00まで
(応募者多数の場合は書類選考の上7月24日までにご連絡差し上げます)
注意事項
・会場までの交通費は各自でご負担ください。
・開催期間中の宿泊場所は各自でご用意ください。
・各日とも簡単な軽食をご用意いたします。朝食、夕食は各自でご用意ください。
・参加料金はワークショップ初日に現金でお支払いいただきます。(領収書発行可能)
・普段お使いのMacbookがある方はご持参ください(マシンスペックによっては制作にRhizomatiksの機材をお使いいただく場合もあります)
・期間中、ドキュメント撮影を行い、その様子を後日公開する可能性がありますので、同意の上ご応募ください。
Reference
VIDEO
elevenplay dance performance scene 2 at YCAM
VIDEO
elevenplay × rhizomatiks "Shadow"
VIDEO
elevenplay × rhizomatiks "right brain"
VIDEO
elevenplay dance performance for SonarSound Tokyo Festival 2013