新しいクリエイティブの生み出し方―ライゾマティクスが提案する共同創造のための環境の《開放》と《発信》の3日間
ライゾマティクスは、世界各地で活躍するトップクリエイターを招き、東京から発信するデジタ ルクリエイティブシーンの近未来像を考え、「新しいクリエイティブを生み出す力」の拡張を検 証するフォーラムセッションイベント「Super Flying Tokyo 2019」を開催します。 あらゆる領域において世界的な変動や移行を迎えている現在。その課題を発見し、解決のための《新たな組織編成》、《コラボレーション》、《クロスオーバーのスタイルや方法》など、多様な地域 からの取り組みをモデルケースとしながら、ゲストや参加者とともに考えていきます。 さらに、これらの社会的テーマに迫りながら、科学・先端技術の専門研究分野との交点、ビジネ ス・産業・都市計画の領域との緊密な関係構築を、現状の問題点を確認しつつ、各界のオピニオ ンリーダー、専門家からの意見を交えたクロストークも展開。ネクストステップから大きなビ ジョンへと発展させ、共有/共同するための提案を、参加者全員で発見する機会を創出します。
開催にあたり
クリエイティブ・オリエンテッドとコンテンツ・マネージメントが、高いレベルで融合することで、次世代の可能性が見えて来るという予想を抱くなか、そのクリエーションのための環境やインフラストラクチャーは、過不足なく満たされているか。また、その成果認識や次世代人材への教育波及効果が、社会の公共性に対して十分に浸透しているのか。
この想いを課題に、世界各国で先端的かつ独自性の高い活動を行うクリエイターを招聘し、中高 生から大人まで幅広い年齢層を対象に、ワークショップやトークセッションを連続開催します。 サーベイ(調査・探究)やリサーチ(研究)を重ね、それらについて思考を含めて常にオープンソー スとして公開してきたライゾマティクスのメンバー自らが企画する《学び》のための貴重な機会です。
タイムテーブル
「Super Flying Tokyo 2019」では、トークセッションやワークショップ、クロストークやクラ ブイベントなど多彩なプログラムを用意しています。
8月23日(金)
【ワークショップ】
時間:12:00〜18:00 ※途中休憩あり
会場:日本科学未来館 7Fイノベーションホール
【交流会】
時間:18:00〜20:00
会場:日本科学未来館 7F展望ラウンジ
8月24日(土)
【トークセッション】
時間:10:00〜19:20 ※途中休憩あり
会場:日本科学未来館 7F未来館ホール
【交流会】
時間:19:30〜21:00
会場:日本科学未来館 1Fシンボルゾーン
【クラブイベント】
次巻:23:00〜
会場:代官山UNIT
8月25日(日)
【クロストーク】
時間:14:00〜18:20
会場:日本科学未来館 7Fイノベーションホール
【懇親会】
時間:18:30〜20:00
会場:日本科学未来館 7F展望ラウンジ
プログラム紹介
ワークショップ
アメリカの著名なメディアアーティストであるカイル・マクドナルドとローレン・マッカーシー を招き、中高生を対象に、「p5.js」という JavaScript ライブラリに触れながらドローイングや アニメーション、インタラクティビティに関するハンズオンワークショップを開催します。ま た、ライゾマティクスは若年層の教育普及にも力を入れ、U18スカラシップ制度を導入。本ワー クショップに参加した中高生の希望者は 24 日のトークイベントへご招待します。
日時:8月23日(金)12:00〜18:00
講師:カイル・マクドナルド、ローレン・マッカーシー ※逐次通訳付き
会場:日本科学未来館 7Fイノベーションホール(直接7F受付までお越しください)
料金:2,000 円(チケット購入はこちらから https://sft2019.peatix.com/)
定員:30名
対象:中学生、高校生(原則18歳以下)
持ち物:ノートPC(http://brackets.io/ を使用します。お申込者には別途、メールにてご連絡します)※ワークショップ終了後、参加者と講師、スタッフ同席のもと、7F展望ラウンジにて交流会を行います(18:00〜20:00 参加無料)
Kyle McDonald(カイル・マクドナルド)
1985年生まれ。コード操るアーティスト。openFrameworksなどのアートとエンジニアリングのためのツールキット開発に関わるほか、アーティス トが新しいアルゴリズムを創造的に使うことができるようなツールの構築に注力している。活動においてはプロセスを重視し、プロジェクトが完了する前からアイディアなどを公開し、共有している。
Lauren McCarthy(ローレン・マッカーシー)
ロサンゼルスを拠点に、監視社会や、自動化、ネットワークに関わる問題が我々の社会的な関係性にどのような影響を与えるかをテーマに活動するアーティスト。 オンラインでのコードを使った創造的な表現を学ぶためのオープンソースプラットフォームである p5.jsの制作者である。
トークセッション
国内外のアーティストとライゾマティクスが現在手がけるプロジェクトを紹介。第一線で活躍する彼らの活動から、その思考や研究テーマなどをダイレクトに味わう機会です。
日時:2019年8月24日(土)10:00〜19:20(交流会19:30〜21:00)
会場:日本科学未来館7F未来館ホール
料金:一般 6,000円/U20学割 3,000円(チケット購入はこちらからhttps://sft2019.peatix.com/)
定員:250 名
※同時通訳付き
※トークセッション終了後、交流会を実施。料金はチケットに含まれます。
ライゾマティクス制作現場の舞台裏
時間:10:00〜12:00
ゲスト:ライゾマティクス エンジニア+クリエイティブコーダー(真鍋大度、石橋素、上條慎太郎、花井裕也、堀井哲史、田中陽、田井秀昭、西本桃子、柳澤知明)
リオ2016大会閉会式東京2020フラッグハンドオーバーセレモニーの舞台裏を始めとした大規模なプロジェクトの演出設計、プロトタイピング、実装、オペレーションまでをチームメンバー自らが解説します。
インターナショナルアーティスト プレゼンテーション&トーク
時間:13:00〜19:20
ゲスト:「目」荒神明香・南川憲二(日本)、VT ProDesign(アメリカ)、カイル・マクドナルド(アメリカ)、ローレン・マッカーシー(アメリカ)、「Strangeloop Studios」イアン・サイモン(アメリカ)、pink;Money(香 港 ・ 中 国 )、Kode9(イギリス)、ノサッジ・シング(アメリカ)、MIKIKO・真鍋大度・石橋素(日本)
ヴィジュアルアート、サウンドアート、インスタレーションと国内外で注目の活動を行うアーティストが現在進行中のプロジェクトを紹介します。
クラブイベント「SFT NIGHT PARTY at UNIT」
「Super Flying Tokyo 2019」を機に来日するゲストとも過ごす一夜。 最旬の音楽シーンを牽引するクリエイターたちのパフォーマンスをどうぞご堪能くださsい。
出演:Nosaj Thing+Daito Manabe [Audio/Visual set]、Kode9、Holodec、食 品まつり、Saskiatokyo、OL Killer、山口一郎
VJ:Rhizomatiks Research
SALOON DJ:黒瀧節也、MAA、Sakiko Osawa、三田真一、Nozomi Acid(ライゾマティクス)
※出演者は順不同
日時:2019年8月24日(土)23:00〜
会場:代官山 UNIT
料金:前売 4,000円/前売セット券 6,000円(2名様分。ご一緒にご来場ください)
※チケット購入
※オールナイトイベントのため 20歳未満入場不可
※当日は4,500 円。会場にて精算します。
ピックアップ
クロストーク
分野を横断し、数々のコラボレーションを結実させてきたクリエイターや、ビジネス・産業・都市計画といった各界のオピニオンリーダー、または専門家を交えて、3セッションに分かれたクロストークを行います。
日時:2019年8月25日(日)14:00〜18:20(懇親会18:30〜20:00)
会場:日本科学未来館7Fイノベーションホール
料金:一般 3,000円/U20学割 1,500円(チケット購入)
定員:150 名
※クロストーク終了後、懇親会を実施。料金はチケットに含まれます。
クロストーク PART1:コラボレーション
時間:14:00〜15:20
登壇:カイル・マクドナルド&ローレン・マッカーシー、pink;money、真鍋大度&MIKIKO
司会:阿部一直(キュレーター / 東京工芸大学教授)
※同時通訳付き
異分野でありながら長期的なコラボレーションを行うクリエイター、または、同じ専門分野をもちつつ共同 で活動するユニットは、それぞれどのように役割を分担をし、互いに補完していくのか。よりダイナミック な活動を生み出すための手法を、クリエイター本人たちからお伺します。
クロストーク PART2:コンテンツの海外展開とその課題
時間:15:30〜16:50
登壇:高木美香(経済産業省コンテンツ産業課長)、松本健(クールジャパン機構投資戦略グループ マネージメントディレクター)、千葉秀憲(ライゾマティクス)
司会:西村真理子(株式会社HEART CATCH)
生み出された数々のクリエイティブコンテンツをどのように海外へ展開するか、その時に表出する課題とは。クリエイターの活動を支え、または発展させる方々のお話を担当者レベルでお聞きします。
クロストーク PART 3:都市化とクリエイティビティ
時間:17:00〜18:20
登壇:豊田啓介(建築家/ノイズアーキテクツ主宰)、齋藤精一(ライゾマティクス)、ほか
司会:西村真理子(株式会社HEART CATCH)+阿部一直(キュレーター/東京工芸大学教授)
2020年以降に考えられる都市再編、環境ビジョンとはどのようなものか。日本のクリエイションパワーとどのようにつなげていける可能性があるのかなどを語ります。
開催概要
Super Flying Tokyo 2019
2019年8月23日(金)〜25日(日)
日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)、代官山UNIT(東京都渋谷区恵比寿1-34-17 ZaHOUSE)
チケット購入
プログラムの詳細は特設ウェブサイトをご覧ください。
主催:Rhizomatiks
制作:ビートインク
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京