2016年10月27日(木)、UNIT/UNICE(東京・代官山)にて「2045 × LIFE PAINT Supported by VOLVO CAR JAPAN」が開催された。
「2045」は真鍋大度と徳井直生(Qosmo)がオーガナイズする、音楽とテクノロジーの未来を実践を通して考えるイベント。今回はボルボ・カー・ジャパン株式会社提供の「LIFE PAINT(ライフ・ペイント)」とコラボレーションでの開催。「LIFE PAINT」は夜間など暗い場所 でライトが当たると吹きかけた部分が明るく光るという特殊なスプレーである。メディアアーティストのザック・リーバーマンを招聘し、コラボレーションによるライブインスタレーションを行った。
パフォーマンスでは、LIFEPAINTで模様を吹き付けた衣装を演者が着用し、その様子を赤外線カメラで撮影、撮影した映像からリアルタイムに模様の部分を抽出し、エフェクトをかけている。
LIFEPAINTに使用されている再帰性反射材は、照射された光を光が入射してきた方向に返すという特性を持っており、本体から赤外線を照射する赤外線カメラでは再帰性反射材を塗布した部分はくっきりと明るく写る。 しかし人間の目には赤外線は見えないため、現実には無地に見える衣装に、映像の中でのみ模様が浮かび上がる演出を実現している。
イベントにあたり、Rhizomatiks Designが開発を行ったiOSアプリ「2045」をリリース。このアプリを使用して聴いた楽曲のログがイベント時のAI DJの選曲に反映されるほか、Like/Dislike・リクエストなどの機能もあり、DJプレイへのリアルタイム参加が可能となっている。
※「LIFE PAINT」は、ボルボの新型XC90に搭載された「歩行者・サイクリスト検知機能付オートブレーキシステム」に夜間検知機能が加わったことを訴求するために、ボルボ・カーズUKが実施したプロモーションで使用されたアイテム。昼間は無色透明で見えないが、夜間など暗い場所でライトが当たると吹きかけた部分が明るく光る。